今年から加入対象が大幅に拡充された個人型DC(通称: iDeCo)ですが、私の会社でも若手社員を中心に続々と加入者が増えています。
かくいう私もiDeCoを今年から始めまして、普段から積立しているiFree NYダウインデックスを個人型DCで運用しています。
iDeCoの最大のメリットは、やはり何と言っても節税や非課税などの税金優遇ですので、使わない手はありません。
しかし最近このiDeCoを巡って、世の中の一部の職場では、嫌がらせのようなことが起きているようです。
会社がiDeCoに対して理解を示さない
サラリーマンがiDeCoに加入する場合、勤務先の会社によっては、iDeCoの申込書類を会社に一部記入していただくことがあります。
規模の大きい大企業や、人事総務の体制がしっかりした企業であれば、従業員がiDeCoの申込書類を持ってくれば、スムーズに対応してくれることがほとんどですが、従業員数の少ない中小企業などでは煙たがれることがあるようです。
「この忙しい時に仕事増やさないでくれるかな!?」
「投資なんてやってないで仕事に集中しろよ!」
そもそもiDeCoに対しての理解が浅いため、一部の企業ではこのように、資産形成に真面目に取り組む意識の高い従業員を突き返すような発言や態度をとっているようです。
将来の自分の年金や退職金がどうなるか分からない、だからこそ今のうちからコツコツ投資をしよう!と決意した若手の従業員に対し、これはあまりにも酷すぎますね。
今の20代や30代は、少子高齢化の時代の中で、日々厚生年金やら社会保障費やらを増額させられ、身を削る思いで税金やらを納めているというのに、たかがiDeCoの申込用紙一枚書くのに難色を示したり、投資を馬鹿にするというのは、どういう神経をしているのか理解に苦しみます。
それなのに当の本人たちは、
「うちの会社は退職金も出るし、年金もちゃんと貰えるから大丈夫だ!」
などとのたまわれていますが、大体会社だって今の時代いつまで存続するか分からないし、あんたらが貰えるはずの年金だって、今の若い世代が苦労して支払っている年金保険が原資だろうが。
それなのに、今忙しいから書類書きたくない、投資なんてやってないで仕事しろ、とはよく言えたものだ。
大体このような発言をする中年世代に限って、パチンコや宝くじなどのような「愚者の税金」を世の中に納め続けているのです。
iDeCoハラスメント反対!